祖父の戦場 ― 2006/09/02
NHK ETV特集の「祖父の戦場を知る」を途中から見る。私にとっては父と叔父の世代。帰省して母にレイテで戦死した叔父のことを聞いたが、やはりほとんど知らないと言う。
この番組に出てくる祖父とその子と孫達。祖父とその子はともに戦後を生きてきながら語らず、訊ねずだった。私と同様だ。その祖父たちが重い口を開き始めたことを伝えてくれる。
理不尽に怒る父親を理解できなかった子(母)が、自らの子に同じようにつらくあたる。60年経って祖父が語ることによって子(母)は祖父(父)を認め、孫は母を認める。
何人かの戦争体験者が出てくるが、皆八十を超えて重い口を開き始めた。訊ねられて語る人もいるし、自ら語り始めた人もいる。そのひとりは近頃の先の戦争を正当化するような言説や、憲法改「正」の動きにその戦争の実相を語らずにはいられないと言う。耳を傾けたい。
見に行こうと思っている映画が2本ある。「蟻の兵隊」、戦後も中国に残留させられ中国国民党系の軍閥に組み入れられた、いわば軍に捨てられた日本軍兵士が今その責任を国に問いその現場を訪ねて行くドキュメンタリー。もう一本は前に「天皇を描くことがいまだタブーである」と書いたが、日本で公開されるのだろうかと危ぶんでいたアレクサンドル・ソクーロフ監督が敗戦前後の天皇裕仁を正面から描いた「太陽」だ。どんどん上映館も増えている。
たぶんいろんな意味でみんなが感じているような危機感の一面がETV特集にも、二つの映画にも現れているのだろう。観てからまた考えてみたい。
コメント
_ 嶋崎靖 ― 2007/03/11 18:08
_ でくあん ― 2007/03/14 01:37
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_ 化学兵器被害の解決を目指す共同行動 - 2006/09/18 18:18
NHK ETV特集『祖父の戦場を知る』(2006.9.2放送、NHK教育)
『語ってから死ぬことにした』(2006.9.10、日本テレビ)
上記2本の番組をみました。
両日とも、そろそろ寝ようかなと、歯磨きをしながら....
父が「最後の初年兵」と言う題で自分の戦争体験を書いてくれましたので、それを今年出版しました。
そんなことで「祖父の戦場を知る」に興味を持ち、web からこちらへやってまいりました。
「蟻の兵隊」はもうご覧になりましたか?
間もなく所沢でも上映会がありますよ。
もしまだでしたら情報をお教えできます。