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「この世界の片隅で」を見る2017/01/23

先日、川越スカラ座で「この世界の片隅で」を見た。アニメだからできる「絵」としての画像と全体を貫くリアリティが素晴らしい。全てを奪っていく戦争。そして傷つきながらも生きるものというか生き残ったものの希望を予感させてくれる。

 

ここに描かれる生活を実感を持って見られるのは私くらいの年代までだろうか。なにしろ主人公のすずさんは私の母の一つ下になるらしいから。私はもちろん生まれてもいないが、小学生くらいまではまだ街に行けば傷痍軍人がそこかしこにいたし、戦争の影が少しは感じられた。

 

熊本にも何度か空襲はあって、市街地面積の30%が焼け、 被災者4万7598人、死者617人、負傷1,317人、行方不明13人と記録される。叔母、母の妹が編隊を離れたグラマンにあぜ道で機銃掃射を受けすんでのところで難を逃れたと話してくれたのはそんなに昔ではない。母は雲仙岳の向こうに長崎のきのこ雲を見たという。昨年の秋からは帰省の折はボイスレコーダーを持って行くようにしている。少しずつ母の話を聞いておこうと思っているからだ。